というわけで今日は柄谷行人講演会へ。
http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/event.htm#hall
どうせそんなに人いないだろうと高をくくっていたら、追加席まで出るくらいの混雑具合。
7〜800人くらいは入ってたかな。
いやーいまだに人気あるんだね。
大学生〜院生みたいのがやっぱり多くて、おじさんも多かった。
女の人は2割程度か。
席も前のほうとったつもりだったけど最前列だとは思わなかったな。
しかし会場にA.K.I.がいたのは笑った。
大学生の頃は音響系のイベントとか講演会いくと必ずいて、1週間にいっぺんは顔をみていたような気がしたんだけど、いまだに通ってるのね。
しかしいつみても一人だよなあ。
最近音楽活動のうわさは聞かないけど、いったい何をしてるのか。
で、実際の講演のほうは、結構とりとめのない感じ。
基本的には「トランスクリティーク」以降の柄谷の革命のヴィジョン、みたいな話だったけど、話があっちこっち行き来して、あまりまとまった話ではなかった。
やっぱ浅田彰が聞き手だったら相当違ったんだろうな。
気になった話としては、ピエール・クラストルの『国家に抗する社会』を引き合いに出して、国家が成立すると同時にそれを解消しようとする動きが出てくるのではないか、ということと、大澤真幸が話していた、売る→買うという非対称的な関係から資本主義に対抗するというヴィジョンを、教える→学ぶという関係から民主主義に対抗するというヴィジョンにつなげられないか、という話くらいか。
でも大澤の話は、説明だけでは教える→学ぶという関係がどうして民主主義に対抗するというヴィジョンにつながるのか、ということがよくわからなかった。
あと、トロツキーは20世紀で一番悪い人だっていってたな。
そんなところか。
あ、そういえば質問タイムがなかったな。
時間少しあまってたんだから、質問タイム作ってもよかったのに。
もしかして質問タイム作ると、NAM関連の質問が来るのを予想したからか?
よくわからんけど。