長らく廃盤だった
高橋悠治「CAGE:Sonatas and Interludes for Prepared Piano」
高橋悠治小澤征爾若杉弘他「スペース・シアター」
の2枚がめでたく再発。
しかも2枚とも1050円という超お買い得価格。
「スペース・シアター」なんて一時期オークションでは云万円ついていたものだが、手を出さずに待っていた甲斐があったもんだ。
しかし、横尾忠則の一柳ボックスはさらに2/3に延期とのことで、本当に出るのか怪しいなあ。

あけましておめでとうございます。
この休みですっかり昼夜が逆転。
持ち帰った仕事も手付かず…。
まあそれはいいとして、先日mixiミクシィ)に招待されたので行ってみると、
案の定知り合いがうじゃうじゃ…。
ここは一応匿名で通してるからいいけど、あちらは身元もばれてるし
いろいろ書きにくいので日記は当分こちらで。
しかしmixiはいちいち足跡が残るのが厄介だな。

昨日は仕事納め&会社の忘年会。
ひさびさに飲みすぎてぺらぺらしゃべりすぎてしまった。
人数多い飲みは疲れるな。
しかしみんな、上司におべっかとか…よくやるなあ。


それにしても、今年は3社も転職したり、ほかにもいろいろとかなりばたばたした一年だった。
でも、千葉からの引越し、喫茶店の開店〜閉店なんてのもすでにかなり前のことに思えるなー。


というわけで、年末まだ忙しい人もいるかと思いますが、よいお年を。

アマゾンに送った「ザ・コーポレーション」のレビューがどうも掲載されそうにないので、せっかくなのでこちらに。
まあこんなレビューじゃ売り上げに貢献しなさそうだし、仕方ないか。


「日本では来年夏公開される予定の映画原作本。
帯には「マイケル・ムーアノーム・チョムスキーミルトン・フリードマンほか豪華論客が多数出演!」とあるが、この本の中にはチョムスキーフリードマンのコメントは掲載されているものの、ムーアにインタビューした形跡はなく、映画のみで公開されるようだ。
ファイザー、ゼネラル・エレトリック、ゼネラル・モーターズ等、主にアメリカの大企業を中心に、企業という存在がいかに自己の利益のみを追求することしかできない存在であるかということを、フリードマンドラッカー等のコメントを引きつつ裏付けていく。
燃料タンクが炎上する危険を知りながらも、訴訟された際の費用と安全策をとった場合の費用対効果では、訴訟された場合の費用のほうが安くつくという理由でそれを放置するGM、予算削減、リストラ等で安全性、環境を犠牲にし、結果爆発事故を起こしたBP等、企業の悪行がこれでもかといわんばかりに実名で書き連ねられている。
全体の論調としてはいささか扇情的すぎるきらいがあるが、読み物としては面白く読んだ。
しかし、企業の社会的責任論の限界を指摘しつつも、なぜ限界があるのかという点が論理的には明らかにされず、「企業は株主のためにある」というこの一点張りで思考停止されている点や、今巷で話題のCSR(Corporate Social Responsibility)にも触れられていない点には不満が残った。
ROEなど株主を重視した経営が日本でも浸透しつつあるが、すでにアラン・ケネディ等によってもこうした経営方法に対する批判が出てきている中、結局人間のコーポレート・ガバナンスに対する楽観的な期待という結論におとしてこんでしまう点などは、もう少し突っ込んだ議論があってもよかったのではないだろうか。」

古い知り合いがライブをやるということでかなり久しぶりに渋谷へ。
渋谷なんて2年ぶりくらいかもしらん。
まあ知り合いといっても実はほとんど顔をあわせたことはないのだけど。
3〜4年前になぜか「うる星やつら2」のビデオを人づてに借りていたのでそれを返しに。
なんで借りたのかもよくわからん。
で、ライブの内容は、いわゆるヴォイスパフォーマンスで、声になる前の声というか、かすれた声を断続的に発するという、全然知らない人がみたらちんぷんかんぷんであろうような内容。
それでも、ときに声が声でなくなるような瞬間や、ときたま微妙なリズムを刻んだりして、人力エレクトロニカとでもいえそうな瞬間が幾度かあり、それなりに気持ちよかった。
その後のトークもなかなか面白く、ビデオを返しにいったついでの割にはかなり楽しめた。